この資料では Windows XP 以前のデフォルトであった、ルックアサイドリスト (Look Aside List, LAL) をフロントエンドアロケータとする、ヒープメモリの仕組みについてご説明します。 尚、Vista 以降では LAL ではなく、LFH (Low Fragmentation Heap) がデフォルトとなり、 またセキュリティ対策のためにヒープマネージャには大きな変更が加えられました。 これについては別の資料で書きたいと思います。この資料では特に断りが無い限り、ヒープと言えば LAL を利用するヒープのことを指しています。 ちなみに、はじめにお断りしておきますが、この資料は主にこちらの Advanced Windows Debugging とインターネット上の情報をもとに、 私が動作確認をして記述しました。 可能な限りデバッガで動作確認をしていますが、私の理解不足などが