概要 ハッシュテーブル(hash table)は、 「ハッシュ値」という物を使うことによって、 要素の挿入・削除・検索を非常に高速に行うことの出来るコレクションです。 挿入する要素の数よりも、余裕を見て大きめのメモリを確保して置くならば、 要素の挿入・削除・検索をほぼ O(1) (要素数によらず一定時間)で行うことができます。 ハッシュ値 ハッシュ(hash)というのは、 文字列などの任意のデータから、そのデータを要約して得られる固定長の値のことです。 得られた値のことをハッシュ値(hash value)、 値を得る操作をハッシュ関数(hash function)といいます。 ネットワークなどを通してメッセージを送る際、 通信路でエラーが混入していないかどうかを確かめるために、 送信元と受信先の双方でハッシュ値を計算し、値を比較するのに使われたりします。 hash という言葉は、料理のハッ