インターネットイニシアティブ(IIJ)は2020年8月5日、同年6月に発生したサイバーセキュリティの観測情報と事案についてまとめた「wizSafe Security Signal 2020年6月観測レポート」を発表した。前月に続いてUDP Amplification(UDP増幅)を使用したDDoS(Distributed Denial of Service:分散サービス妨害)攻撃を観測しており、1日当たりの攻撃件数や最大規模が前月から増加した。 1時間19分にわたって続くDDoS攻撃が発生 IIJが、2020年6月に同社のマネージドセキュリティサービスやバックボーンなどで検出したDDoS攻撃の検出件数は700件で、1日当たり平均23.33件だった。最大規模の攻撃では、約824万pps(秒間パケット数)のパケットによって21.42Gbpsの通信が発生した。最も長い攻撃は1時間19分にわたって
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