日本ハムのドラフト7位・大嶋匠捕手(22)=早大ソフトボール部=に21日、審判から珍クレームがついた。捕球時の座高が高いため、ボールが見えにくく判定しづらいというもの。自慢の巨体が裏目に出た形で、必死の修正に取り組んだ。 聞き慣れない審判のコールが、ブルペンに響いた。「大嶋君、もっと低く!」。大嶋は背後からの指令に180センチ、95キロの身を落としたが、さらに「もっとかがんで!」と上から肩を押された。巨漢を震わせながら姿勢を低くしたが、ついには「もう限界です!」とマスクから泣きが漏れた。 ブルペンでコンビを組んだ斎藤から「的が大きい」と絶賛された体に、意外な弱点が見つかった。大嶋の後ろで判定した福家英登審判(32)は「構えたときの座高が高く、ベース付近の視界が悪い」と指摘。右打者の内角球で大嶋の巨体と軌道が重なり、判定しにくいというのだ。「最初は後ろに僕がいると気付かず捕っていたかもし