巨人が6日の中日戦(東京ドーム)に、4―5と競り負けた。 最高潮に達した場内のボルテージが一気に冷めたのは、1点ビハインドで迎えた最終回。岩瀬を攻め、二死一、二塁で打席には阿部が入った。 ここでセットポジションに入った岩瀬は二塁に送球。あっさりゲームセットが告げられた。前打者・坂本の中飛の際に、一塁走者の重信は二塁を回っていたが、帰塁する際も二塁を踏んだ上で一塁へ戻らないといけなかった。ところが、それを怠り一塁へ戻ったためアウトとなった。 球審に状況確認だけしてベンチ裏に引き揚げた由伸監督は「ルールの問題だから(重信には)しっかりしてもらわないと。野球選手としての問題だから」とバッサリ。何とも締まらない幕切れとなってしまった。