東京・新橋の雑居ビル2階の飲食店付近で爆発が起き、4人が重軽傷を負った火災で、ビル3階で爆発前に工事が行われ、その際にガス管が外れてガスが充満していた可能性があることが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は工事をしていた内装業者から事情を聴き、業務上過失致傷などの疑いで調べている。 【写真】物が散乱した火災現場の周辺=2023年7月3日午後3時53分、東京都港区、内田光撮影 ビルは地上8階、地下1階で、爆発は3日午後3時10分ごろ起きた。捜査関係者によると、4~5日に行った現場検証で、3階床下にあるガス管の接続部分が1カ所外れていたことが判明。内装業者が3日午前9時から午後1時半まで、床を平らにする工事をしていた。作業員の一人が警視庁に、「床に出ていたガス管のふたを触った」と話しているという。 2階の飲食店はガスを契約していなかった。重傷を負った飲食店の男性店長(52)は、「喫煙室でガス臭