いまさら「アイス・バケツ・チャレンジ」(以下「IBC」と勝手に略します)にコメントするのは手遅れだろう。 見解は出尽くしている。 このタイミングで、私が何を言ったところで、ほかの誰かの発言の受け売りになるはずだ。 なので、ここでは、IBCそれ自体ついて、特段に感想を述べることはしない。 代わりに、IBCがその連鎖の前提にしている(と思われる)「知名度」について思うところを書いてみたい。 ツイッターや「はてな」周辺を巡回した限りでは、IBCの趣旨については、多くの人が、大筋でポジティブな評価を下している。 私自身も、趣旨は悪くないと思っている。 ただ、趣旨や動機や結果としてもたらされる波及効果についてはともかく、人々の意見は、「知名度」(「名声」と言った方が良いかもしれない)について触れた時点から、ゴチャゴチャと荒れはじめることになっている。 「売名行為じゃないのか」 「いい人ごっこだよね」
矢野:そうですか。 店舗の中で、居場所と体の動きを検知できるセンサを従業員が身に着けて、来店したお客様にも買い物の間だけ身に着けてもらい、毎秒20回ずつひたすらデータを取り続けるわけですが、それを解析した人工知能コンピュータがすごく意外な影響要因をはじき出した。 店内のいくつかの「ある特定の場所」に従業員が「いる」だけで顧客単価が向上するというんですね。そこでの滞在時間を1.7倍にしただけで顧客単価が15%も増えたとか。でもそれがどういう理由なのか言葉ではうまく説明できない。これは、具体的にはどういうことをコンピュータでやっているんですか。 矢野:ごく単純に言うと、1人のお客さんがいくらお金を使うかという売り上げというマクロな量に対して、影響を与えるかもしれない要因はものすごくたくさんあります。そのたくさんの要因の中で、影響がありそうな候補を何千個、何万個と自動で作り出し、かつそれらを絞り
インターネットの世界では、 提供者から消費者へ、また組織から個人へと、主役がシフトしていくと見られていた。少し前のWeb2.0時代までは、このような夢物語が現実味を帯びてきていた。個人が発するブログなどが闊歩した時代でもあり、少数派の意見でも注目されることが多かった。多様な意見が受け入れられるネット世界が定着するかのように思えたのだ。 ところがフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアが本格化するに伴い、風向きが変わってきた。インターネットの特徴であった多様性が失われてきているというのだ。ここで紹介するPew Research Centerの調査結果でも、ソーシャルメディアでは多様な意見を交わすことが減り、「沈黙のスパイラル」現象に陥っているとまとめている。ソーシャルメディアにおいて、多くのユーザーは反論を交えて議論しようとせず、特定の意見やニュースに同調する傾向が強まっているとい
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 1つ前の「頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもない」に続いて、原研哉さんと阿部雅世さんによる対談集『なぜデザインなのか。』より。 今回は、さすが情報のデザイン、コミュニケーションのデザインを仕事にしている原さんならでは、というところをご紹介。 ある企業で聞いた話ですが、工場で働いている人たちの仕事の能率があまりに悪いので、試しに国語のテストをしたら、びっくりするくらい語彙が少なく、成績がよくなかったそうです。たしかに「うぜーな。うぜーよ。メシいこうぜ。マジっすか?」くらいの言葉で済んでしまう世界がある。(中略)それはマズいと思って、その企業は国語教育を始めたんだそうです。それで、彼らが国語が少し面白いと思い始めたあたりから、俄然仕事の効率が
成瀬勇輝と久志尚太郎が立ち上げた旅系バイラルメディア「旅ラボ(TABI LABO)」が海外のバイラルメディアの記事を多数盗用していることがnetgeekの調査により明らかになった。 旅ラボは佐々木俊尚を編集長に招いて本格的に事業を拡大化させ始めたばかり。2年後に数十億円規模のイグジットを目指すということで、その動きは「他のゴミバイラルメディアとは違う」、「やはり記事の質が違う」などと高く評価されていたが、ここにきてまさかの不正発覚。そもそも記事の作り方に問題があったのではないか。 海外バイラルメディアから盗用した記事の一覧 旅ラボはとりわけリスト記事(~する10の方法といった類の記事)をつくるにあたって、海外バイラルメディアの記事にある画像と文章を盗用していた。リストの順番を入れ替えていたのはせめてもの工夫なのだろうか。 (1)Distractifyから。 パクリ記事:あなたの旅行を「劇的
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