水で濡らした指でガラスのコップのフチを擦ると綺麗な音が出ます。コップを何十個も並べて音階を作れば曲を演奏することもできます。その妙なる調べはまるで天使の歌声のよう。これがいわゆる「グラス・ハープ」と呼ばれる楽器(奏法?)です。 しかしコップを何十個も持ち歩くのは大変ですし、演奏中に1個でも倒したらさあ大変。音は綺麗ですが、不器用人間にはとても演奏できません。 そんな不満を解消するのが、このアルモニカです。構造的には実に単純。大きさの違う円盤をソフトクリーム状に連ねてグルグル回し、指を添えるだけ。調を変えるのは面倒ですが、これでグラス・ハープより簡単に“あの音色”を奏でられます。大発明ですね。 発明当時、アルモニカはめちゃくちゃ流行しました。しかしこの楽器、あまりにも美しく独特な音色がするからなのか、「聴くと心がおかしくなる」「病気の原因になる」的な噂を流され、誕生からわずか100年ほどで廃
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