年末年始には、例年いろいろな分野の専門家や機関が新年の各種予測を発表します。株価から天気予測まで、まあいろいろありますが、将来の予測は不確定要素が多くなかなか当たらないようです。その中で、比較的当たるとされるのが、将来人口の予測です。結婚観や死因、そして出生数や平均寿命などの人口動向を左右する諸要素は急に変化するものではないからでしょう。 正月に日経新聞(Web版)を読んでいたら、まさにその人口予測が掲載されていました。何度みても圧巻です。 すでに人口減と高齢者割合の増加が共に進んでいる日本ですが、2055年には高齢者一人を生産年齢人口一人で支えなければならないという想像を絶する事態になるようで、これが現実となれば古今東西どの国も経験してない未知領域に至ることを意味します。44年後に最も人口が多いのが80〜84歳であるというのも凄いですが、これは現在36〜40歳の人々です。 不安要素は