カタールW杯まであと約1年、世界各地で予選が佳境を迎えようとしている。自国の代表チームの結果は誰もが気にかかることだろう。 アジア最終予選では、A、B両グループの上位2位までが出場権を獲得し、3位がプレーオフに回る。日本は現在B組4位、今後は一試合、一試合の結果が重要となってくる。だが、日本のサッカーファンは、オマーンに敗れた初戦に続く2戦目の中国戦を、いつものように気軽にテレビで観戦することはできなかった。試合が中継されたのは有料動画配信サービスのDAZNのみだったからだ。注目の第3戦、10月7日のサウジアラビア戦も、地上波での放送予定はない。これはAFC(アジアサッカー連盟)が試合のテレビ放映権を値上げしたため、民放局がアウェー戦の放映を断念したからだ。 かつてテレビ観戦といえば、それは地上波で視聴することを指していた。テレビとアンテナさえあれば、放送されている番組を誰でも見ることがで
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