8月10日に発売されたふみふみこさんの漫画「ぼくらのへんたい」は、女装する男子中学生3人を描く群像劇。それぞれ異なる理由で「男の娘」となった3人が、悩み、傷つきながら、心を交わしていく。 「お前らさあ、なんで女装なんかしてんだよ」――8月10日に第1巻が発売された、ふみふみこさんの漫画「ぼくらのへんたい」が切ない。徳間書店の月刊COMICリュウで連載中の同作は、女装する中学生男子たちを描く群像劇だ。「へんたい」というタイトルが目を引くが、めくるめくHentaiワールドが待っているのかというとそうではない(性的な表現もあるが)。 男の娘を描いた作品というと筆者は「ストップ!! ひばりくん!」を思い出すのだが、「ぼくらのへんたい」に同作のようなコミカルな雰囲気はない。主人公は、それぞれ異なる理由から「男の娘」となり、生きづらさを感じている3人の中学生だ。最も女装にポジティブなのは、「物心ついた
![百合でもBLでもない漫画「ぼくらのへんたい」が切ない](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/18e2b1c716b306aa5a8bbdb0741eac4ea39ff8a6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Febook%2Farticles%2F1208%2F23%2Fl_ys_boku01.jpg)