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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (4)

  • 2008-09-29 - 空中キャンプ

    ずっと読みたいとおもっていた小説でしたが、最近になって、河出書房新社の世界文学全集であらためて刊行され、その装丁がおしゃれだった*1こともあり、ようやく読むことができました。米小説家ウィリアム・フォークナー、その代表作のひとつ。やはりタイトルが印象的で、意味はわからないものの、なんだかテンションが上がる題名でかっこいい。同じ言葉を二回くりかえし、二回目にびっくりマークをつければ、たいていの小説映画のタイトルはかっこよくなるのではないか*2。 の帯にある解説を引用すれば、「ガルシア=マルケスを始めとするラテンアメリカ文学ブームの世代を準備し、トマス・ピンチョン、中上健次など、20世紀後半の世界の文学に大きな影響を与えた作家が生涯をかけて築きあげた、架空の土地ヨクナパトーファをめぐるサーガの最高峰」であり、この解説文を読めば、たくさんの人が「それ、おもしろいに決まってるじゃん!」と興味をそ

  • 2012年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    (写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです) みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。すっかり寒くなってきましたがお元気ですか。おもえば人生つらいことばかりですが、マヤ文明の予言によれば今年の12月21日で地球は滅亡すると言われており、この予告された死、ディザスターの危機をかろうじてくぐり抜けた私たちが生きているのは、おまけの時間、いわば余生です。誰もが12月21日に一度死んでいるのですから、ここはひとつ開き直って、今後は適当かつ雑に、リラックスしながら生きていきたいものですネ。 えーと、何の前置きが自分でもよくわかりませんでしたが、毎年恒例となっています「ふりかえる」企画の結果を発表します。いい映画ばかりですので、たのしい年末年始のDVD鑑賞の参考にしていただきたいとおもいます。このような質問内容でアンケートを募りました。 名前/性別/ブログURL

    2012年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
  • 『2666』/ロベルト・ボラーニョ(白水社) - 空中キャンプ

  • 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』/ジョナサン・サフラン・フォア - 空中キャンプ

    小説家ジョナサン・サフラン・フォアの新刊。とてもすばらしい小説でした! 映画『僕の大事なコレクション』(’05)の原作『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』などで知られるJ.S.フォアですが、今回のテーマは911テロ。事件からちょうど十年というタイミングで翻訳が出版され、作品を読み進めながら、この十年でどのように世界が変化したのかをふりかえるきっかけになりました。 物語は、911テロで父親を失った少年オスカーを中心として語られる。父親の死後しばらくして、彼は遺品が置かれた部屋で謎の鍵を発見する。自宅にあるどの鍵穴にもマッチしないこの鍵は、いったいなにを開くことができるのだろうか? オスカーは鍵の秘密をさぐるべく独自の調査を開始する。同時に、かつてドイツに在住しドレスデン爆撃から逃れるべく渡米したオスカーの祖父と祖母の過去が挟み込まれ、小説は911とドレスデン爆撃の双方を往復しながら進行

    『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』/ジョナサン・サフラン・フォア - 空中キャンプ
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