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ブックマーク / somethingorange.net (35)

  • 批判と中傷を見分ける7つのポイント。 - Something Orange

    阿呆は何時も彼以外の人々を悉く阿呆と考えている。 芥川竜之助 毎日、ネットで大量に文章を発表していると、自分の書いた内容に対し、様々な意見を受け取る。 ときには元の文章の数倍、数十倍という分量になることすらある。賞賛や賛同を示すものもあるが、異論、反論なども少なくない。 まあ、少なくないのはぼくの不徳のいたすところかもしれないが、とにかく賛成意見ばかりではないことはたしかだ。 そのなかには渋々受け入れざるを得ない的確な批判もある。反対に、誹謗中傷としかいいようがない代物もある。 しかし、それはぼくがかってに批判と思い、誹謗と感じているだけのことであって、「批判」と「誹謗中傷」を明確に分かつことはなかなかむずかしい。 そこで、今日はぼくが考える「公正な批判」の特徴について書いておくことにした。裏返せば「根拠なき誹謗中傷」の特徴でもある。ネットで誰かに批判されたときなどに役立ててくれたらうれし

    批判と中傷を見分ける7つのポイント。 - Something Orange
  • 連載漫画ひきのばし、そのふたつのパターン。 - Something Orange

    このあいだのラジオで、ペトロニウスさんたちと、最近の漫画連載のひきのばされ方って目に余るものがあるよね、という話をしました。そのいい例が『ハヤテのごとく!』だよね、と。 きょうは、それでは連載がひきのばされるとは具体的にどういうことなのか、という話をしたいと思います。 ま、いいたいことは単純で、ようするに五話で語れることを一〇話かける、五巻で終われるものに二〇巻費やす、これが物語がひきのばされるということですよね。 こういうことをした場合、物語の内容が変わらないとすれば、当然、一話ごと一巻ごとに詰め込まれる内容は薄まることになります。そして、自然、作品のテンションも落ちる。 いまの漫画界、あるいはライトノベルあたりも同じかもしれませんが、とにかくその辺りではこういうことになっている作品が大量に存在するように思います。 で、ぼくはそれは良くないことだと考えるんですね。この連載のひきのばしは漫

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  • 物語に「正解」はいらない。 - Something Orange

    と、ぼくは思うんだけれど、どうよ? いきなりこんなことを書いてもわからないか。 小説でも漫画でも、映画でもいい、何かしらの物語を読んだり、見たりしているとき、そこに作者の考える「正解」を見つけることがある。 「正解」とは「このように行動すれば良いのだ」という、その作家なりの結論のことである。ぼくの場合、物語にそのような「正解」が出てくると、白けてしまうことが多い。現実にはそうそう「正解」は見つからないと思うからだ。 たとえば、槇村さとるである。往年の少女漫画家時代はともかくとして、最近の槇村が描く作品には、いつも「正解」があるように思える。 以前にも書いた記憶があるが、槇村さとるの作品を読むとき、ぼくはいつもそこに「正しさ」の圧力のようなものを感じる。このことに関しては、ぼく自身の言葉で語るよりも、「紙屋研究所」の的確な批判を引いたほうが早いだろう。 正直、槇村さとるは、嫌いな漫画家の一人

    物語に「正解」はいらない。 - Something Orange
  • リストカットは生きるための手段。 - Something Orange

    例によってTwitterに書いたことをまとめておきます。 リストカットとか、痛くてとてもできない、と普通の方はまあ思われるだろうし、まともなときはぼくもそう思うのですが、あれ、そんなに痛くないんですよ。というか痛みを感じない。たぶん「乖離」というやつなんでしょうけれど、平気でざくざく身体を切れてしまう。ぼくの場合は包丁使っていました。 専門的にはどうかわからないけれど、カミソリとかで薄く切るひとたちはまた違うグループなんじゃないかな、という気もする。原因はぼくの場合は自罰感情が大きいですね。ぼくに言わせればリストカットは非常に合理的な暴力行為です。 ものすごくいらいらするけれど、何もかも自分が悪いのだから周囲にあたるのは間違えている、ということで、感情の矛先が自分へ向かう。たぶんぼくは平均よりずっと感情的な人間で、そうしないと感情を制御できないんだと思う。現に自傷したあとはたいていすっきり

    リストカットは生きるための手段。 - Something Orange
  • とあるブロガーの病気の話。 - Something Orange

    Twitterに書いたものをいくらか加筆修正して掲載しておきます。 ぼくがいまのわずかな仕事と収入で生きていけているのはこれはもう親の家に住んでいればこそなんで、親には感謝したい。 昼間っから仕事もせずTwitterしているような息子でごめんよ。まともな仕事に就けずにごめんよ。 ぼくも身体から心までいろいろ病んでいるんで、メンヘラといえばメンヘラだろうと思うが、人さまに迷惑かけていないんだからべつに劣等感はない。 昼間っからTwitterしたりブログ書いたりできるのも、まともな会社に正社員として入れなかったおかげ。そのために新しい収入源が見つかりつつある。そう考えるとぼくの挫折だらけの人生にも新たな展望が見つかるかも。 いま通っている病院によると、ぼくの精神的な病名はじっさいのところははっきりしていない。一応の病名を出しているだけ。人的にはものすごく苦しいのだが、ネットには書かないのでそ

    とあるブロガーの病気の話。 - Something Orange
  • 乙一の穴埋め式プロット作成術。 - Something Orange

    ミステリーの書き方 作者: 日推理作家協会出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/12メディア: 単行購入: 15人 クリック: 67回この商品を含むブログ (29件) を見る Twitterで勧めていただいたので、読んでみた。というか、読んでいる。何しろミステリ作家数十人に取材した分厚いなので、一気呵成に読みあげるというわけにはいかない。自然、知っている作家のところを拾い読みすることになる。 まずは乙一の「プロットの作り方」。これが素晴らしくわかりやすく、具体的だった。現役の作家がこれほど手の内を明かしてしまって良いのだろうか、と思うくらい。以下に簡単に説明することにする。 乙一のプロットの作り方は非常にシンプルである。かれはいう。 小説は文字が連なってできている一の線だ。一の線には両端がある。つまりはじまりと終わりのことだ。その二つをここでは発端と結果と呼ぶ。すべての物

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  • 暗黒耽美小説/漫画リスト50。 - Something Orange

    メールマガジンのほうで書いている記事の関係で、ぼくの好きな暗黒耽美系の愛読書をリストアップしてみました。小説あり、漫画ありですが、こうしてみると意外と少ないなあ。100作くらいは軽く上がるだろうと思っていたのだが、50作で何とかだった。 中身は雑多としかいいようがなく、読み終えていないものもあるし、ひとによっては「これのどこが耽美だ」と思うものも混ざっていると思う。何しろCLAMPの『ちょびっツ』が混ざっていたりする。でも、あれはぼくのなかでは「そういう趣味」の漫画なのだ。澁澤龍彦以来の人形愛の伝統がなければ、きっとあの作品も全く同じではなかったはずだ。 森薫の『シャーリー』が入っているのはメイド系の代表として。ちっとも暗黒でも耽美でもないけれど、でもぼくにとってはあれも「ソレ系」に入るんだよなあ。 永野護『ファイブスター物語』を入れているのは、もちろん、あの作品にファティマたちが出てくる

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  • 作家は読者の期待に応えすぎてはいけない。 - Something Orange

    Twitterで呟いたことをまとめて記事にしてみる。 最近、でもないけれど、ここ数年、よく見かけるライトノベル批判として、「内容がマンネリ化している」「どれを読んでも同じように感じる」というものがある。 ぼくはそれは必ずしも事実ではないと思っているけれど、一方で、一部の突出した作品を除けば、たしかに内容がワンパターン化しつつある、とも思う。もしそうだとしたら、それは『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』で言うところの「需要に応えた」結果なのだろう。 ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略 作者: 飯田一史出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/04/10メディア: 単行購入: 9人 クリック: 120回この商品を含むブログ (32件) を見る 『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』では、ライトノベルとほかの文芸ジャンルの落差として、ライトノベルが常に需要に応

    作家は読者の期待に応えすぎてはいけない。 - Something Orange
  • 大人向けキャラクター小説とは何か。 - Something Orange

    Twitterで散々書き散らしたのだが、大人向けのキャラクター小説を読みたいなあ、と思う近頃である。ここでいう大人向けというのは、子どもに読ませるのはちょっと……と思われるくらいダークだったり、シリアスだったりする傾向のことだ。 具体的な作品例としては、『Fate/Zero』とか『マルドゥック・スクランブル』をイメージしている。かたや同人から出てきた異色作、かたや数々のライトノベル出版社から出版を断られた問題作、というわけで、このような作品はいまの出版事情ではイレギュラーなようなのだ。 しかし、ぼくはもっとこの手のアダルトなキャラクターエンターテインメントを読みたいのである。はっきりいって、ライトノベル的なものは好きだけれど、いまのライトノベルではいかにも物足りない。キャラ萌えはいいのだが、ライトノベルの物語も人物もいかにも子どもっぽすぎる。 それでも、以前はぼくの嗜好を満足させるような作

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    shimomurayoshiko
    shimomurayoshiko 2012/06/30
    江波光則(パニッシュメント、ペイルライダー)とか。あとは「みーまー」とか「され竜」かな?
  • 小説執筆はひとに褒められないと続かない。 - Something Orange

    Twitterに書いたら反響が大きかったのでこっちにも書いておこう。「小説執筆はひとに褒められないと続かない。」という話です。 よく小説投稿サイトなどを見ると、「感想をください」と書いてあるのを見かけますよね。で、皆、表面上は一応、「何でもいいから感想をください」というのだけれど、「何でもいい」というのはやっぱり嘘で、心では「褒めてくれ!」と思っているんですよね。たぶん(笑)。 一見するとそれは非常に偏った自己愛の表出に見えるし、じっさいそういう側面もあると思います。でも、それだけじゃないはず。 というのも、小説って、客観的な指標が全く存在しない世界なんです。スポーツや将棋のような勝負ごとだったら勝ったり負けたりするたびに実力をはっきり思い知らされるし、数字の形で記録が出ることもある。 それはとても残酷ではあるけれど、一方では成長がはっきり形になってわかるということでもある。でも、小説

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    shimomurayoshiko
    shimomurayoshiko 2012/06/27
    動機なら確かに。併し物理的に書き続ける方法はある。ネタなら英和と漢和の辞典があれば一応捻出でき執筆は書き出しと最後の一行を書き間を埋め飽きたら章を改め書き出しとryを繰り返すと俺はいつも完成してる。
  • 萌え萌えになれない。 - Something Orange

    以前から書きたいと思っていたことなのだが、どうにもうまくまとまらないので、つらつらと書き連ねてみることにしよう。オタクと疎外感の話。 先日読みあげた『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』に、オタク第四世代の特徴は「素直」だということだ、と書いてあった。かれらはとにかく素直で屈託がない、前世代が持っていたコンプレックスやルサンチマンをまったく持っていないのだ、と。 じっさい、それは当然のことに思える。ニコニコ動画が会員数一千万を超えたいま、オタクだろうが腐女子だろうが、ごく一般的な趣味だ。ある意味ではオタク趣味は「普通」になった、ということもできるだろう。そしてそれはたぶんいいことだと思う。 ぼくは上の世代の、また同世代の屈折と韜晦がろくでもない結末に繋がるところを見ているから、なおさらそう思う。しかし、その一方で、一種の疎外感を感じることも事実だ。オタクがどれほど「普通」になったとしても、

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  • ほんとうの世界がそこにある。 - Something Orange

    おっと、で、それを物語の世界の真実を見たい!、言い換えると、「ここではない世界に行きたい」、さらに薄くいいかえると、より深く物語を体験したい、という感じに薄まっていって、その世界は当にあるんだ!・・・・だとすると、そこにいるキャラクターは物の人間であるはずだ!という反転というか、追及が始まるようなのです(笑)(←病気ですねーーー)。ちなみに、評論家中島梓が分析した、彼女がより世界の真実を見るために必要な物語の大前提は、『終わらない物語であること!』ということでした、、、そして、その理論と自らの衝動にのっとて作家栗薫は、『終わらない物語』を目指して、グインサーガを書くことになったのです。・・・・彼女の病のせいで、終わらないと約束された(=promised land)グインサーガは、130巻で終わってしまいましたが…・ (中略) えっと、僕が、たとえば、こういう子供向けの番組ですが、プリ

    ほんとうの世界がそこにある。 - Something Orange
  •  小学校2年生の作文に泣かせられたよ。 - Something Orange

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  • 文章を綺麗に見せる九つのテクニック。 - Something Orange

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  • 『はがない』には真実があるよ。 - Something Orange

    僕は友達が少ない (MF文庫J) 作者: 平坂読,ブリキ出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2009/08/21メディア: 文庫購入: 33人 クリック: 924回この商品を含むブログ (271件) を見る いま話題のライトノベル『僕は友達が少ない』を読んでみました。ていうか、既刊7巻を3日くらいで読み終えてしまったよ。驚くほどおもしろかったです。やっぱり売れている作品(ベストセラー・ライトノベル)は違うなあ、としみじみ思いますね。 基的には「隣人部」という外れ者たちの楽園のような部活で、主人公たちがひたすらばかなことを繰り広げる、というだけの話なんですが、どんなに仲良くなっても「いや、おれたちは友達じゃないから」「これはリア充になったときのための訓練」と言い張るあたりが話のキモ。 もちろん、そこが物語の最大の突っ込みどころではあるんだけれど、これはあきらかに作者の計算ずく

    『はがない』には真実があるよ。 - Something Orange
  • どうしたら友達ができますか。 - Something Orange

    今日は『乙嫁語り』の新刊を読めて良い日だった……。と、余韻に浸りながらもいまは時間があるので、ひさしぶりに記事を書いてみようと思います。どうせとりとめのない内容になるでしょうが、まあ、それはそれで良いかな、と。まとまった内容にしようと思うとまた書けなくなっちゃうもんね。 で、まあ、友達作りの話でも。 海燕さんとのオフ会なんかが典型で、あれって、公民館の何もない部屋で、延々十時間以上ダラダラしゃべっているだけじゃないですか。。。。けど、それが楽しいんですよね。その楽しさは、たぶん初めて来た人とかには、さらにその奥があるのですが、ようは海燕さんととかてれびんとか、なんちゅーか、キャラクターが相互理解されている人が配置されていると、、、なんというのかな「居場所感」がすごくあるんですよね。ぜったい、僕が面白くない!ものしか紹介できないてれびん(笑)とか、なんちゅーかな、長く付き合っていると『キャラ

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  • 『魔法使いの夜』で考えるクリエイターとユーザーの距離。 - Something Orange

    魔法使いの夜 初回版 (Amazon.co.jpオリジナル特典ポストカード付) 出版社/メーカー: TYPE-MOON発売日: 2012/04/12メディア: DVD-ROM購入: 29人 クリック: 903回この商品を含むブログ (93件) を見る TYPE-MOONから『魔法使いの夜』が発売された。ぼくは時間がなくてまだプレイできずにいるのだが(『シュタインズ・ゲート』で忙しいのだ)、おおむね好評であるものの、「肩透かし」との声も少なくないようだ。 というのも、『魔法使いの夜』はプレイ時間が十数時間という短さであるらしいのである。前作『Fate/stay night』と比べると遥かに短く終わってしまうことになるわけで、内容がどれほど洗練されているしても、これでは物足りないという人がいて当然だろう。 じっさい、体験版でもわかる凝りに凝った演出は好評なようであるが、何ぶん、ボリュームが足り

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