ビジャレアルは28日、クラブの公式ウェブサイトで、前日の試合でスタンドからバナナを投げ入れた観客を特定し、処分を科すことに決定したと発表した。 27日にビジャレアルの本拠地エル・マドリガルで行われたリーガエスパニョーラ第35節では、バルセロナDFダニエウ・アウベスがスタンドから投げ込まれたバナナを食べたことが話題となった。これを受け、サッカー界をはじめ、各方面から改めて人種差別反対の声が上がっている。 ビジャレアルは試合から一夜明け、バナナを投げ込んだ問題の観客の身元を特定したと発表。シーズンチケットの没収と、エル・マドリガルへの生涯入場禁止を科すと明らかにした。 また、ビジャレアルは今回の件について、「ピッチ内外で敬意、平等、スポーツマンシップ、フェアプレーを推進する」姿勢と、「暴力や差別など、その原則に反するいかなる行動も一切認めない」ことを再度強調している。