AIは、医者の代わりではく、医者のアシストとして、役立っていくでしょう。 たぶん、10年後には、病院で普通に使われていると思う。 実際、「診断支援ソフト」は20年以上も前からあり、それがAIで進化する形態をとるでしょう。 最も役に立つのは、「鑑別診断」といって、可能性のある病名が片っ端から表示されて、医者が可能性を潰していく。 医者は知っていても、病名が思いつかなくて、見落とすことがけっこうあります。 15年前、謎の発熱だと頭を抱えていたら、実は単なるマラリアだったってことがありました。 鑑別診断としてマラリアが表示されたら、渡航歴を聞き、瞬時にマラリアを疑えたはず。 私は、医者にとってAIが聴診器と同じくらい身近な物になると思うし、 また、そうあるべきだと考えます。