年明け早々の1月3日、大好きなベテラン選手がやってくれた。 レアル・マドリー相手に2ゴール(しかも1ゴールはプロキャリア2度目となるヘディングで!)を挙げた、サンティ・カソルラである。 約2年のブランクと10度の手術を乗り越え、昨夏34歳にして実戦復帰を果たしたサンティは、試合後のフラッシュインタビューでこう言った。 「これまで自分に起こったあらゆる出来事の後で、今日は特別な試合になった」 サンティの悪夢は2013年9月10日の親善試合、スペイン対チリ戦からはじまった。 この試合で相手選手に右足のかかとを蹴られて以降、彼は今現在まで同箇所の痛みを抱え続けることになる。 当初は検査しても外傷が見られず、原因の分からぬ痛みを抱えながらプレーする日々が続いた。2015年11月には左膝の靭帯を断裂する大怪我にも見舞われたが、それが完治した後もかかとの痛みは消えることがなかった。 痛みは耐えきれない
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