欧州サッカー2大戦術潮流:ポジショナルプレーの旗手たち 現在リーガで指揮を執る監督の中でも屈指のポジショナルプレー信奉者であり、ベティスをEL出場へと導き高い評価を受けるとともに観る者をも魅了するキケ・セティエン。そのサッカーのメカニズムは“これぞまさにポジショナルプレー”という原則に忠実なものである。 「私は、君がポジション外で30回ボールに触ることよりも、君のポジションで5回ボールに触ることを選ぶ」 月刊フットボリスタ第62号に掲載されたインタビューの中で、セティエンはこう語っている。ポジショナルプレーは、他のプレー原則では許容されているポジションチェンジを奨励しない。各選手がポジションを守るメリットの方が、守らないメリット(相手をかく乱するなど)よりも大きい、と考えるからだ。 両サイドレーン=「聖域」 ベティスの場合「聖域」となっているのがサイドである。縦割の両サイドのレーンはジュニ
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