20日午前1時10分ごろ、兵庫県佐用町本位田甲の中国自動車道上り線で、大阪市東淀川区の男性会社員(50)が運転するタンクローリーが、乗用車に前方をふさがれ停車させられた。男性は乗用車を運転していた男に車外に連れ出された上、「俺の道で何してくれるんや」と顔を殴られ、タンクローリーを奪われた。男は自分の車を放置し、タンクローリーで逃走。その後、約7キロ先の佐用町内の同自動車道上り線で、無人のタンクローリーが見つかった。男性は口の中を切る軽傷。 【写真】9割超が経験「あおり運転」 トラブル防ぐ対処法は 兵庫県警佐用署によると、男は30歳くらいで、身長約170センチ、黒っぽい上着姿。繰り返し乗用車でタンクローリーの前方をふさいだほか、タンクローリーの助手席ドアのガラスを金属の棒のようなもので割ったという。タンクローリーは島根県に化学薬品を届けた帰りで、積載物はなかった。強盗致傷事件として男の行方を