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ブックマーク / book.asahi.com (4)

  • コラム別に読む : 池澤夏樹さんと読む「白鯨」(上) - 近藤康太郎 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■大傑作も出版当時理解されず 後にも先にもない「前衛」小説 アメリカ文学の金字塔『白鯨』を、読んだ気にだけなっている人は多い。巨大な白鯨に片脚を奪われたカリスマ的な船長エイハブが、捕鯨船を率いて復讐(ふくしゅう)のため世界の海を追い回し、悲劇の結末にのみ込まれる――。グレゴリー・ペック主演の映画などで、あらすじだけは広く知られている。 しかし、これほど読み通しにくいも、そうは多くない。著者のメルビル自身、作中で「雄大な書を生むには、雄大な主題を選ばなければならない」と書くが、荘重体と評された仰々しい文体は、英語圏の作家にさえ「当惑を覚えないではいられない」(S・モーム)という難しさだった。岡山県の読者・佐々木行夫さん(60)は原書で読んだ猛者だが、「結局2年かかって、意味不明の部分も多々残った」という。 原文の荘重さをよく移した阿部知二訳(1956年)や、平易な日語に工夫した千石英世訳

    コラム別に読む : 池澤夏樹さんと読む「白鯨」(上) - 近藤康太郎 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    shimuran
    shimuran 2015/08/13
    「実際に捕鯨船に乗っていたメルビルには、鯨を捕るという能力に対する尊敬・畏敬(いけい)がある。捕鯨船は徹底した実力主義。そんなアメリカ的、多民族的な船の空気、海に向かって開かれた精神がメルビルは好き」
  • インタビュー : 「食われる」絶望との戦い 「進撃の巨人」諫山創に聞く - 宮本茂頼 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    人間をむさぼりう巨人との絶望的な戦いを描いたマンガ「進撃の巨人」が、単行4巻で計450万部を超えるベストセラーになっている。連載デビュー作にして脚光を浴びる、作者の諫山創(いさやま・はじめ)に聞いた。 ■現代の閉塞感 重ねる 舞台は、巨人の大群によって人類のほとんどがい尽くされた世界。生き残った人間たちは、高さ50メートルの壁に囲まれた城塞(じょうさい)都市を築き引きこもる。平穏は約100年間続いたが、壁を打ち破るほどの超大型の巨人が出現。若者らは命がけの戦いに飛び込んでいく。 無表情に、人間をつまんで、ばりばり咀嚼(そしゃく)する巨人が不気味だ。念頭に、東京の繁華街の深夜のネットカフェでバイトをしていた時の記憶があった。「言葉なんか通じない酔っぱらいの客もいた。いちばん身近に接している動物であるはずの人間が、何を考えているか分からないのが怖い」 巨人が襲撃する前、都市には、城塞内の

    インタビュー : 「食われる」絶望との戦い 「進撃の巨人」諫山創に聞く - 宮本茂頼 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    shimuran
    shimuran 2013/05/12
    ウェルズのタイムマシンを思い出したが、こういう作品が生まれる背景も似たものがあるのか。「大部数の雑誌に掲載するという王道以外の、ヒットの仕方が様々生まれている」
  • 本の記事 : 百田尚樹さん「村上春樹さんは意地が悪い」 本屋大賞受賞会見 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    全国の書店員が選んだ一番売りたい「2013年屋大賞」に、百田尚樹(ひゃくた・なおき)さん(57)の「海賊とよばれた男」(講談社)が選ばれた。4月9日に開催された授賞式では、書店員と受賞の喜びを分かち合った。放送作家として長年培ったユーモアか、そのスピーチに会場は笑いに包まれた。 <受賞スピーチ> みなさんありがとうございました。 わたしは作家になって7年ですが、屋大賞は初めていただいた賞でして、文学賞で最高の賞です。直木賞なんかよりはるかにすばらしいです。 受賞は自分の実力とは思ってなくて、「海賊とよばれた男」のモデルとなった出光佐三、それを支えた出光興産、昭和20年に戦争に負けて、日をこれから復興させていこうとした多くの人たちの生き方が当にすばらしくて、なんとか忠実に伝えたいと思って書いただけです。海賊とよばれた男たちを一人でも多く読者に伝えたいという思いで、多くの書店員のみな

    本の記事 : 百田尚樹さん「村上春樹さんは意地が悪い」 本屋大賞受賞会見 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    shimuran
    shimuran 2013/04/11
    「「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)は25年間やってます。これからも続けます。あれは日本一の番組です」
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012122700010.html

    shimuran
    shimuran 2012/12/29
    「明治期は大きな「揺れ/動揺」の中にあった。「揺れ」というと不安定な状態を想像しやすいが、そうではなく、むしろ「豊富な選択肢があった」と著者の今野さんは書いている」
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