強姦。この言葉を聞いて嫌な気分になる人は多いだろう。現実はその言葉以上に醜い。 5日、強姦致傷罪に問われた栗山龍被告(43)の論告求刑公判が東京地裁で開かれた。 論告によると、栗山被告は、アダルトビデオ制作会社の経営者として、平成15年12月〜翌年9月にかけて、4人のAV女優に対し、「軽いレイプものを撮るんでね」と、うそをつき、集団で暴行を加えるなどして撮影。4人に全治6〜2週間のけがや精神的な障害を負わせた。被告は、撮影したこれらのビデオをシリーズで販売、多額の利益を得ていた。 論告で耳に入ってくる言葉の多くは、「女優は売春婦なんだから何してもいいんだよ」という被告の供述に裏付けられた、女性の人格を無視した行為の実態だった。1人の女優に対して20人から30人の男優が長時間にわたって暴行し続けたり、女性の手足を縛って身体の自由を奪った後、水中に何度も顔を沈めたり、大量の酒を無理やり口に流し
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