今年初めから、女性たちが名刀を鑑賞するため全国各地の博物館や資料館、神社などに殺到しているのをご存じだろうか。日本刀といえば、従来は歴史ファンや中高年男性の独壇場であったが、現在は若い女性が名刀に「会い」に全国を駆け巡っている。名付けて「刀剣女子」。ゲームをきっかけに日本刀に興味を持ち始めた「刀剣女子」たちは、単に刀を鑑賞するだけにとどまらず、信じられない行動を取っている。今年の流行語大賞候補にもノミネートされた「刀剣女子」の行動と心理を探ってみよう。 今年5月、上野・東京国立博物館は大盛況の「鳥獣戯画展」と同様に、本館1階の日本刀の展示スペースが来場者の静かな興奮と熱気に満ちていた。展示室に押し寄せた、女性たちの目的は、期間限定展示の国宝「三(み)日(か)月(づき)宗(むね)近(ちか)」だ。平安時代に作られたとされる太刀で、刀の縁にいくつも浮かぶ三日月の模様や刀の反りが美しい。ガラスケー
![日本刀が地域経済を回す? 「刀剣女子」増殖中 : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/4](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2f2bed6fc297cab80c9e42fcf21d00dbf99fd4d4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fphoto%2F20151211%2F20151211-OYT8I50043-L.jpg)