松江市は8日、徳川家康が築いた初期の江戸城を描いた最古級の平面図「江戸 始図 ( はじめず ) 」(縦27・6センチ、横40センチ)が見つかったと発表した。 江戸城は改築や焼失などで初期の姿は謎に包まれていたが、城の中心部が大天守と複数の小天守を 櫓 ( やぐら ) などでつないだ「連立式天守」だったことが初めて確認された。専門家は「築城当時の詳細を初めて的確に把握できる画期的な史料。強力な要塞機能を備え、当時最強の城だったことがわかる」と指摘している。 同市が市民から寄贈を受け、松江歴史館が所蔵していた「極秘諸国城図」(74枚)の1枚で、奈良大の千田嘉博教授(城郭考古学)が昨年10月から調査した。 家康が慶長8~19年(1603~14年)に築いた江戸城に関しては、慶長12~14年(07~09年)頃の城を描いたとされる東京都立中央図書館所蔵の「慶長江戸絵図」が最古級だった。今回の江戸始図も
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