新型コロナウイルスへの対応で在宅勤務が急速に広がるなか、テレワーク特有のハラスメントのリスクが浮上している。「リモートハラスメント(リモハラ)」「テレワークハラスメント(テレハラ)」などとも呼ばれ始めた。文字だけのやり取りの増加や、部下の働いている姿が見えない状況が引き起こすパワーハラスメント(パワハラ)や、在宅で私的な部分が垣間見えてしまうことが引き金になるセクハラが起こりうる。コロナ後もテレワークが定着するなかで働き手の不満が蓄積する可能性もあり、個人の意識付けや企業の対策が必要になりそうだ。【関連記事】部下のテレワークを邪魔する上司 悪気なく禁じ手沈黙生じるウェブ会議 仕切り役の上司に足りない一言「オンライン疲れ」投稿80万件 在宅生活に悩みパワハラ防止法も施行「通勤の負担がなくなってありがたいのだが、上司とのやりとりでストレスも感じる」。あるメーカーに勤める都内の30代女性会社員は