教育基本法改正の論議が喧しいですが、今日は「愛国心」という言葉について、考えたいと思います。 教育基本法(the Fundamental Law of Education)の改正案では、「愛国心」の醸成に関して「我が国と郷土を愛する態度を養う」という表現を用いています。(ちなみにThe Japan Timesには、“cultivating an attitude that respects tradition and culture, loves the nation and homeland that have fostered them...”と英訳されていました。) さて、問題の「愛国心」についてですが、なぜ「自分の国を愛する心を持つ」という一見何の問題もない心構えが、時に「戦前への回帰」や「右傾化」を連想させ、しばしば否定的なニュアンスをもつ言葉として語られるのでしょうか? その理