2019年10月に予定されている消費税率10%への引き上げ。安倍政権に反対する野党勢力も、なぜか増税には賛成している。それでいいのか。先の総選挙で落選した元民進党選挙対策委員長の馬淵澄夫氏は「増税凍結、または消費税の減税を訴える政治勢力が必要だ」という。その理由とは。ノンフィクション作家の塩田潮氏が聞いた――。(後編、全2回) 【馬淵澄夫・元民進党選挙対策委員長】それは評価しています。結党前、立憲民主党、希望の党、民進党の三つのグループがあったが、核となる競争力、資産、財産は何かというと、立憲民主党は政党支持率、民進党は地方組織と地方議員で、ある意味、金もある。希望の党は逆境にもかかわらず勝ち上がってきた民進党の議員が財産です。三つが一つになれば一番いいのですが、簡単にはいかない。だったら、互いに補完し合うという意味で、衆議院中心の旧希望の党と、参議院中心の旧民進党の合流は評価できる。 た