人間社会には、特権によって生み出される格差がたくさんあります。 たとえば、裕福な家系では、学校教育や仕事のコネ、親からの遺産相続など、社会経済的な優位性が得られます。 しかし、こうした特権の相続は、人間に限定されたものではないようです。 アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、ミルズ大学(Mills College)の研究チームはこのほど、富や資源の世代間相続が動物界にも広く存在することを明らかにしました。 その特権により、メンバー間の不平等が著しく助長されているとのことです。 研究は、12月7日付で学術誌『Behavioral Ecology』に掲載されています。
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