バーナンキFRB議長の発言(学者のときの日本銀行批判といまのFRB議長になってからの金融政策のスタンスは首尾一貫)に対して David Beckworthが「総需要不足が原因じゃなかったの」という発言がある。でも、やはり僕はバーナンキがいまの米国はデフレ(の危機はあったけどどうにかそれは克服しつつある)ではない、という発言に重みを感じてしまう。FRBのように超金融緩和に動いた国と、日本のように20年間実質的に動いていない国ではやはりまったく違う。リーマンショックの前一年ぐらいいれても米国の経済停滞は5年と、日本の20年超はやはり違う。この長さも重要な意味をもってくる。 David Beckworthのように総需要不足ばかり(この“ばかり”に強調マークを!)みていると、やはり日本のような国と米国の違いを見落としてしまうし、同じ理論であっても米国と日本の環境が違えば、いまのバーナンキの発言もと