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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (244)

  • 「復活する福田徳三の経済思想ー『福田徳三著作集」刊行に寄せて」「福田徳三と現代経済学」を報告(経済学史学会全国大会) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    「復活する福田徳三の経済思想ー『福田徳三著作集」刊行に寄せて」で、「福田徳三と現代経済学」を報告しました。 今日報告したパワポは後日ここに掲載するかもです。報告要旨は以下にあります。パワポの方はそれを踏まえて新ネタを加味したものです。全体的に福田徳三の厚生の経済学が市場を設計するというアイディアに支えられているというのが基的観点です。この基的観点は2000年に書いた論文で明らかにしたものですが、20年近く経過して再説です。 http://jshet.net/docs/conference/82nd/tokuda.pdf 経済学史学会は伝統があり、また「多面的知識を有する最後の人たち」(by H.Trautwein)の集まりであり、そしてなによりも寛容なところがいい。いろんな考えの人が混在しているがまったりしているのが特徴。ぜひ若い研究者も多く入ってほしい。関連分野の人に特に。 http

    「復活する福田徳三の経済思想ー『福田徳三著作集」刊行に寄せて」「福田徳三と現代経済学」を報告(経済学史学会全国大会) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 裁量労働制の拡大をめぐる経済学メモ

    政府の「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」は簡単にいうと二つの構成要素からなっている。一つは残業時間の上限規制の強化、そしてもう一つは裁量労働制の拡大である。 政府が労働時間に介入することの正当化は、通常の経済学ではかなり例外的なものととらえられる。だが私はこのブログや自分の著作・論文の中でも常に書いてきたように、新古典派的な労働経済学の発想には反対である。通常の新古典派的な労働経済学では労働者と資家(雇用者)は対等の交渉相手として設定されるのが「標準」である。だが実際には労使の交渉上の地歩は異なり、労働者よりも資家(雇用者)の方が交渉力は上である。このようないわば「権力」の差異があれば、労働者の働く位置は生存水準ぎりぎりの労働時間(余暇)と報酬の組み合わせに落ち込む可能性がある。このような労働市場観は経済学歴史の中で常に存在してきたし、また実際の社会政策や

    裁量労働制の拡大をめぐる経済学メモ
  • 高橋洋一『「日経新聞」には絶対に載らない 日本の大正解』 - Economics Lovers Live コメント さる 2017/06/24 18:47 田中先生がTwitter上で要求してた。国家戦略特区諮問会議の民間議員の会見の

    経済書を読みなれた知人たちが「面白い!」と一様に言ってるので、さっそく頂戴したを斜め読みしたが、これはwww 高橋さんのいつものあの調子で、ずばずばと単刀直入かつ論理的&事実つきで語る記述は実に面白い。経済、政治、そして安全保障とこれだけコンパクトにおさえながら、笑いもとれるのはすごいことだw。 余談的なところの切れも異常にいいw。 ひょっとしたら今年出た啓蒙書の中で一番いいかもw 「日経新聞」には絶対に載らない 日の大正解 作者: 高橋洋一出版社/メーカー: ビジネス社発売日: 2017/06/17メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る

    高橋洋一『「日経新聞」には絶対に載らない 日本の大正解』 - Economics Lovers Live コメント さる 2017/06/24 18:47 田中先生がTwitter上で要求してた。国家戦略特区諮問会議の民間議員の会見の
  • 日本国憲法第25条(生存権)とクロポトキン受容からの三つの流れ<吉野作造、森戸辰男、住谷悦治>:メモ書き

    昨日の日経済思想史研究会での講演の席上でも直観交えて話したポイントのひとつに、日におけるクロポトキンの受容の在り方と、その後の戦後の日国憲法、特に25条(生存権)についての思想的展開。 ちなみに25条は以下。 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html 第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 ○2  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 昨日、ちょっと見取り図的に行ったのは、クロポトキンから影響をうけた人達(吉野作造、森戸辰男、住谷悦治)の三者から流れる、25条規定への関連。 吉野作造の方は、佐々木惣一や鈴木義男らの「生活権」規定として、憲法改正案にながれていく。これについては以前、こちらのエントリーでまとめたので参照を。 佐々

    日本国憲法第25条(生存権)とクロポトキン受容からの三つの流れ<吉野作造、森戸辰男、住谷悦治>:メモ書き
  • 報告資料「住谷悦治と吉野作造―東大講義から『閑談の閑談』まで―」in日本経済思想史研究会(吉野作造記念館) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    日の報告資料を以下に掲載。無断引用は厳禁。 住谷悦治と吉野作造―東大講義から『閑談の閑談』まで― 田中秀臣(上武大学) はじめに 住谷悦治(1895-1987)は、日経済学史研究の先駆者のひとりであり、また戦前は学者・ジャーナリストとして、戦後は同志社総長として著名であった。住谷悦治の生涯とその活動については、報告者は『沈黙と抵抗 ある知識人の生涯、評伝・住谷悦治』(藤原書店、2001年)を著した。 今回の報告では、住谷の大学時代の師であった吉野作造(1878-1933)との思想的な関係を重点的にとりあげる。その資料面での理由としては、拙著刊行直後に、群馬県立図書館での書庫調査時に発見した、住谷悦治筆記による東京帝国大学での吉野作造述の講義ノート(「政治史」1919年度講義、1919年秋―20年1月まで)を活用できること。さらにこの資料に立脚した上で、吉野と住谷の思想的結節点−国際的な

    報告資料「住谷悦治と吉野作造―東大講義から『閑談の閑談』まで―」in日本経済思想史研究会(吉野作造記念館) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 福田徳三研究会&山脇直司「デモクラティック・サイエンスと厚生経済学ー福田徳三のレガシー」

    今年二回目の研究会参加でした。福田徳三研究会。『福田徳三著作集』刊行のための研究会です。いまのところ順調に刊行がすすんでいて既刊は五冊。全21巻を予定しています(告知では20巻ですが現状増えました)。 今日は研究会メンバーの進行報告と同時に、研究会メンバーではなありませんが、山脇直司先生のご報告「デモクラティック・サイエンスと厚生経済学ー福田徳三のレガシー」がありました。福田徳三の社会論をヘーゲル・シュタイン的な市民社会論の中に位置づけるという非常に幅広く奥行のある視点からの解釈でした。 山脇先生の福田徳三についての言及は、その著作『経済の倫理学』、『公共哲学とは何か』、『社会思想史を学ぶ』、そして『公共哲学からの応答』で読んでいましたが、今回は従来にくらべてより市民社会論の流れの中で位置づけが鮮明になり、また塩野谷祐一の業績との関連など新しい論点も提起されていて面白かったです。 特に個人

    福田徳三研究会&山脇直司「デモクラティック・サイエンスと厚生経済学ー福田徳三のレガシー」
  • 12月28日水曜19時開演『宇宙倫理学入門: 人工知能はスペース・コロニーの夢を見るか?』刊行記念トーク

    12月28日水曜 午後18時半開場 19時開演 『宇宙倫理学入門: 人工知能はスペース・コロニーの夢を見るか?』(稲葉振一郎、ナカニシヤ出版)刊行記念トーク、を開催します。いままでに類書がない世界的にも先駆的な業績を、著者を囲んでトークを展開します。思想・倫理、生命倫理、SFそして経済まで幅広いテーマに話はまたがると思いますので、これらのテーマに関心のあるかたはぜひおいでください。 出演:稲葉振一郎さん、山形浩生さん、西田藍さん、田中秀臣。 sayaさん(O.A)、鈴木花純さん(C.A) オープニングアクトにsayaさんに登場していただくことになりました。この田中主宰での荻窪ベルサンイベントも今回でついに50回目。そのかなりの回数をご一緒したsayaさんに記念の意味をこめて登場していただけることになりました。楽しみです! さらにトークイベント体の後に短い時間ですが、ネット投票いただいた2

    12月28日水曜19時開演『宇宙倫理学入門: 人工知能はスペース・コロニーの夢を見るか?』刊行記念トーク
  • アベノミクス下でのジニ係数、相対的貧困率、子どもの貧困率への歯止め、そしてGDPギャップ拡大そのまま

    twitterでつぶやいたものをまとめただけ。 2014年の最新のジニ係数、相対的貧困率、子どもの貧困率が発表された。「アベノミクスで経済格差が! 貧困が!」と言っていたアベノセイダーズや直観で安倍が信用できないといっていた人たちへ。ほぼすべてで減少に転じて歯止めがかかった。 http://www.stat.go.jp/data/zensho/2014/pdf/gaiyo5.pdf このジニ係数、相対的貧困率、子どもの貧困率が低下に転じた主因は、金融緩和政策による雇用創出・改善効果に尽きる。ただし今後が極めて大切。消費増税や世界経済の不安定化の長期影響の克服がマスト。それを乗り越えて、ようやく経済格差・貧困問題対処の「前提条件」が整うだけ。番はそれから。 所得格差や貧困問題に関心のある人達に念には念をおすが、マクロ経済政策の安定が前提条件なので、これを維持していくことがなによりも大事だ。

    アベノミクス下でのジニ係数、相対的貧困率、子どもの貧困率への歯止め、そしてGDPギャップ拡大そのまま
  • ノーベル経済学賞実況座談会出演、簡単なメモ

    昨日はノーベル経済学賞の発表をうけながら、山形浩生さん、小幡績氏、そして僕の三者と、加えて電話で安田洋祐さんとでいろいろ話しました。以下はその動画です。 http://live.nicovideo.jp/watch/lv278243634 正直、ハートとホルムストロームの名前をきいて、学会では盛り上がっても、一般の人にはまったく地味に思えるだろうな、と思いました。それと個人的にはノーベル経済学賞にはわりと批判的というか距離をおいているので、それも加えてみて頂けると幸いです。 この座談会のために購入したのですが、以下のノーベル経済学賞をきわめて批判的にとらえたがちょうどでたばかりです。僕も速攻でなんとかほぼ読み終えました。その成果も座談会では出ていると思います。根井雅弘氏らが近刊でノーベル経済学賞関連のものを予告していますが、それも楽しみです。 The Nobel Factor: The

    ノーベル経済学賞実況座談会出演、簡単なメモ
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2016/10/11
    “日本では「主流派」経済学とマルクス経済学、社会政策的なフィールド研究などが、いい意味での刺激を与え合うことが重要だとし、それが日本の経済学を発展させていくと、僕は番組の前半で発言しました。偶然に安田
  • 経済学史学会関東部会、野口旭『世界は危機を克服する』合評会感想(松尾匡さんのコメントとトービンの主張)

    大学で休日出勤の後に行ったのでかなり消耗。しかし報告のお二人のコメントは楽しかった。やはりプロ同士のコメントの応酬は得るものがある。平井俊顕さんのコメントについては、僕の関心のあるところだけを下のふたつのエントリーに書いた(会場でもこのふたつの点は簡単に話した)。他に論点はあるがそれも別のエントリーで。 松尾匡さんのコメントへの僕の質問や、松尾さん自身のコメントをさらに敷衍したものは昨日のエントリーに3つほど書いた。野口さん自身のの概要をこのブログではまだ書いてないが(近日中に書く予定)、野口さんのの主張のひとつは、「ケインズ主義2.0」というもの。これは金融政策を重視し、特に期待(予想)を中心にした考え方。他方で財政政策についての効果は限定的。そして日などでしばしばみられるケインズ解釈(財政政策が重要で、金融政策の効果は無視)を「ケインズ主義1.0」として対比させてるといえる*1。

    経済学史学会関東部会、野口旭『世界は危機を克服する』合評会感想(松尾匡さんのコメントとトービンの主張)
  • 「経済が縮小するときの格差解消」の経済学(田中秀臣)

    『電気と工事』2015年4月号掲載の記事の元原稿です。 フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資』のブームがまだ止まらない。人が日にきてテレビなどに出演し、様々なメディアで特集が組まれて、国会などの政策論争にも火が付いた。この連載でも前回ピケティの主張について取り上げたが、今回もちょっと違う角度から、このピケティがもたらした空前の「経済格差」論争を考えてみよう。 日の経済格差論争はここ20年くらいのものが有名だけど、実は戦前にも独自のものがあった。当時のトマ・ピケティはフランスにはいなくて、イタリアにいた。ヴィルフレド・パレート(1848-1923)。経済学、社会学、哲学など多様な分野で偉大な貢献をなした人だ。例えば経済学では消費者の選択理論で貢献を残したことで有名である。例えばある人たちの状況が経済的な意味で改善したのかしなかったのか、これを評価する尺度が経済学には長い間

    「経済が縮小するときの格差解消」の経済学(田中秀臣)
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2015/05/07
    福田徳三論はよ
  • 橘龍介『魔法少女と学ぶ! ピケティ入門』

    ピケティのにはない、この著者の19世紀以降現在までの資主義史は、日の多くの大学で教えられている政治経済学(もとはマルクス経済学系の教員の教える科目)を習ったことがある学生たちには読みやすいかもしれない。またあいかわらず貨幣的側面は弱く金融政策の出番はなく、公共事業がなぜかクローズアップされている(これもピケティのでは全面にはでてこない)。 ピケティの解説部分はきちんとしているので、ざっと読む分にはいいと思う。魔法少女がピケティを解説するという日的な文脈以上に、中身の方が日的すぎる。 魔法少女と学ぶ! ピケティ入門 (impress QuickBooks) 作者: 橘龍介出版社/メーカー: インプレス発売日: 2015/04/22メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る

    橘龍介『魔法少女と学ぶ! ピケティ入門』
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2015/05/07
    なんぞ
  • 自民党=財務省憲法改正案雑感(財政健全性条項で日本は破綻する)

    自民党の憲法改正草案の第83条第2項「財政の健全性の確保」 https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf この一見するともっともらしい条項は最悪の帰結をもたらす。以下にはtwitterでつぶやいたことを。 憲法9条や憲法の改正手続きだけの「改正」論者の多くが無視しているか気が付いてないのが、実際にこの20年近く日を停滞させ、安全保障レベルさえも脅かし、また多くの国民を実際に殺してきたのが、この財務省とその代理人たる議員たちが主導している財政規律主義。これだけで改正方針など亡国もの=国民の生活と未来を危機に陥れる。 憲法改正というイデオロギーにこだわる前に、実際に日の停滞を20年継続させてきた元凶(古い日銀=債券村、それとタッグくんだ財務省の財政規律主義)が、日の経済を鈍化させることで、自衛力を低下させ(20

    自民党=財務省憲法改正案雑感(財政健全性条項で日本は破綻する)
  • 浅田統一郎「「経済学の多様性」をめぐる覚書ーデフレと金融政策に関する特殊日本的な論争に関連させて」『経済学と経済教育の未来』

    学術会議が2013年11月に発表した「参照基準」(原案)は、簡単にいうとミクロ・マクロ経済学経済学の標準とする内容だった。これに対して様々な経済学の立場にたつ人たちや学会などが反発した。その結果、修正案では原案は政治的に「無害化」した内容になった。そのことはいいことだと思う。 様々な経済学がありそのいずれを選択する「自由」が確保されていると同時に、特に政策論では論理と事実に基づいてどの見解が望ましいのかという検証的論争は大切なことである。しかし論理にも事実にも基づかないトンデモ仮説が跋扈したのが、この10数年のいまも継続している日の金融政策をめぐるデフレ論争である。浅田さんは概ねこのような問題意識で、日のデフレ論争の特殊日的風土を解明している。 浅田論説では、日の過去20数年のデフレの状況とその主因に対する「事実」の解明、リフレ派の内実、リフレ派の三命題、デフレ派の三命題(事

    浅田統一郎「「経済学の多様性」をめぐる覚書ーデフレと金融政策に関する特殊日本的な論争に関連させて」『経済学と経済教育の未来』
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2015/05/04
    浅田先生
  • 動画、パワポ画像、配布資料:トークイベント「トマ・ピケティ『21世紀の資本』と日本」

    4月3日に行われたトークイベントの動画、パワポ画像、配布資料、参照したソースなどを以下に。 動画リンク先 https://www.youtube.com/watch?v=TDlPAa7NtOQ https://www.youtube.com/watch?v=mtZTMe676X4 https://www.youtube.com/watch?v=P2YRZeBVs2U パワポ画像 パワポ画像のソースなどは以下のリンク先にまとめてあります。 http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20150407#p1 後半の稲葉さんの資料は以下のリンク先を http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20150404/p1 当日の記念撮影&チェキ

    動画、パワポ画像、配布資料:トークイベント「トマ・ピケティ『21世紀の資本』と日本」
  • トマ・ピケティ『21世紀の資本』リンク集(ネットでみれるもの限定)

    先日のトークイベントのときに参照したネットの情報源。これだけ読めばもういいのではないかと思う。 まず自分のかかわったもの 田中秀臣『21世紀の資』と日経済学 http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20150327#p1 田中秀臣「ピケティが当に伝えたかった3つの論点」http://ironna.jp/article/1137 田中秀臣「アベノミクス2.0で デフレ脱却へ」http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20150309#p1 原田泰・田中秀臣「大ベストセラー『21世紀の資』ピケティ教授が提唱「金持ちの財産にもっと課税せよ」を日で考える」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41814 高橋洋一 ピケティ『21世紀の資』は、この図11枚で理解できる http://g

    トマ・ピケティ『21世紀の資本』リンク集(ネットでみれるもの限定)
  • 素晴らしい感想を頂戴する(高校生団体ピオニエでの基調講演)

    今日は、高校生団体ピオニエに招かれて、その基調講演を簡単ですがさせていただき、その後の高校生のみなさんのディスカッションにも参加しました。都内のかなりレベルの高い高校生の方々が横断的に集まり、世界を理解するキーとして経済学に関心を深めている団体です。非常に熱心な取り組みで話していてもその反応がいいので嬉しくなりました。 たぶん僕は「アイドルと地方創生」という観点など、アイドル経済学関連でよばれたと思います(笑)。基調講演は他に東京経済大学の安田先生と、自民党議員の鬼木誠議員(同党の青少年対策担当でもあるとのこと)の三人でした。安田先生はインセンティブについての簡単な話でしたが、鬼木議員は、財務省のパンフレットを高校生30数名にわたして、消費増税の必要性など財務省的見解を全開で説明していました。正直、あまりにも偏りすぎていて高校生が可愛そうになりました。 まさか僕がリフレ派という希少種だとは

    素晴らしい感想を頂戴する(高校生団体ピオニエでの基調講演)
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2015/03/26
    そういえばふくやん何してるんだろ。元気かな。
  • 凡庸なアナリストやエコノミストの手口を考えてみた

    twitterでつぶやいたことを以下に。 凡庸なアナリストやエコノミストの手口を考えたんだが 1)財務省、日銀(古い方)への配慮やら職場の上司やらの顔色という制約がある。自分の生活が重要。経済学は無視無視。 2)国内の経済政策の評価からはできるだけ遠くにいるのがベスト(渡世のために摩擦回避w) 3)国外要因への注目すればとりあえず余計な摩擦おこさない♡。 例:株価上昇は米景気のおかげ 4)でもこれでは、売りにとぼしい。強烈な個性は「危機の煽り」で発揮する! 「危機」は外からがベスト! 以下の書籍は文とは関係ありませんw 2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る! 作者: 高橋乗宣,浜矩子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2013/11/01メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見るインフレどころか世界はこれからデフレで蘇る (PHP新書) 作者: 中原圭介出版

    凡庸なアナリストやエコノミストの手口を考えてみた
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2015/02/17
    中原某というのは詐欺師だな
  • 曽野綾子的なる旧来型保守の「貧困」観をめぐる対談(古谷経衡&田中秀臣)

    曽野綾子氏の発言をめぐってここ数日議論が盛んである。 産経新聞、曽野綾子のコラムがすごい。移民受け入れを進めろと言いながら居住区は人種で分けた方がいいと。 - Togetterまとめ” http://htn.to/v6AqGHpFc “曽野綾子さんの産経新聞コラムがゲスすぎて大炎上 - NAVER まとめ” http://htn.to/L8EpLo “産経新聞、曽野綾子のコラムがすごい。移民受け入れを進めろと言いながら居住区は人種で分けた方がいいと。 - Togetterまとめ” http://htn.to/v6AqGHpFc 古谷さんの著作『若者は当に保守化しているのか』(アスペクト)を記念して行った特典対話が、まさに曽野綾子氏の著作『貧困の光景』や曽野綾子的な貧困観について議論しています。 特典なので書籍購入者が中心ですが、よく考えていただければパスワード二文字さえふつうに推理すれば

    曽野綾子的なる旧来型保守の「貧困」観をめぐる対談(古谷経衡&田中秀臣)
  • ピケティをミスリードするひと

    稲葉振一郎さんが「ミスリードするな」とつぶやいてたので何のことかと思ったら、以下の記事で、『週刊東洋経済』の野村明弘副編集長が「――日はどちらかと言えば金融政策に頼りがちです。アベノミクスは資産バブルを誘発しています。」といったり、「――日は政府債務残高がGDP(国内総生産)の200%を超え、先進国で最悪の財政状況です。」といったりしたことを指すと思われる。特に前者は、まったく根拠がない。いったい何を指して「バブル」といっているのだろうか? ピケティが指摘するアベノミクスの弱点http://toyokeizai.net/articles/-/58906 残念ながら、このブログの過去ログでも明らかだが、ゼロ年代のある時期から『週刊東洋経済』の編集は明白に財務省均衡予算主義や旧日銀的なリフレ否定論に大きく傾斜していると思われる。この副編集長の発言はその姿勢を端的に示すものだろう。 ピケティ

    ピケティをミスリードするひと
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2015/01/30
    お手間を取らせました。多謝。