入試科目に社会がまったくない大学の教員が若者の世界史知識のなさに文句をいいたれるというのも趣深い光景だと思ってみたり(挨拶)。貴学の入試制度は若者にどういうメッセージを送っていらっしゃるのかしら? まあ何やら次から次へと実例の出てきたこの話だが、あほかいと思う部分となるほどと思う部分があり。 あほかいというのはこの連中(というのは受験に関係のある科目に集中したいという生徒の側もそれを肯定する教師の側もなのだが)、大学に入ったあとどうする気なんだということである。すでに述べたこともあるが大学に入ればその中での競争というのがある。私も一年生向けの入門講義とかやっているが学生が世界史の基本的な知識を持っていることは前提になっているし、大学というのは(法学部というのは、かもしれない)一部に落ちこぼれていく学生がいることなど気にはしない。もちろん、本来なら高校のあいだにやっておくべきことを大学に入っ