1.口を閉じろくそったれ!3.11のときもそうでしたが、知識人や大学関係者は、危機やショックに際して、勢い真面目になりがちです。それはもちろん必要なことですが、自主隔離のような息の長い問題については、シリアスさは息を詰まらせますし、その中で過剰な物言いや対立を生み出すこともあるでしょう。 クリッチリーの文章の底を流れるのは、いらだちとからかいです。冒頭にはこんな文章が。 ちょっと言わせてほしいのですが、あらゆることに、少しばかりイライラさせられるんですよ。(But can I just say that the whole thing irritates me a bit?)クリッチリーのいら立ちのトリガーの一つは、こうして高名な哲学者が自己顕示的な文章を書いている現状のようです。ジョルジュ・アガンベン、スラヴォイ・ジジェク、ジャン=リュック・ナンシーの名前が挙がっています。 クリッチリー
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