「神奈川モデル」のイメージ図 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県は25日、新たな緊急医療体制「神奈川モデル」を発表した。クルーズ船で発症した多数の患者を受け入れた経験を踏まえ、増加が懸念される中等症の患者を集約する県独自の「重点医療機関」を指定。軽症・無症状の患者は自宅や宿泊施設で経過観察とする。 中等症患者治療、県が重点医療機関 県内3カ所設置へ 県によると、重点医療機関は県内の複数施設を指定。酸素投与などが必要な中等症が100人を超える「移行期」に入った段階で集中的に受け入れる。病棟単位で240~2500床を確保する計画で、仮設病棟の整備も視野に入れる。 人工呼吸器などが必要な「重症者」は高度医療機関が担当。患者の検査などはこれまで同様に帰国者・接触者外来が実施し、症状に応じて医療機関を振り分ける予定という。重点医療機関は指定、時期とも調整中で、黒岩祐治知事は「病院や地域住民に丁寧