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ブックマーク / www.dir.co.jp (2)

  • 路線価でみる街の構造変化と中心市街地のこれから

    地域経済 アラカルト 132 路線価でみる街の構造変化と 中心市街地のこれから 株式会社 大和総研 鈴 木 文 彦 石巻市の最高路線価地点の変遷  相続税を計算するために道路沿いに付けられた 地価を「路線価」という。毎年1月1日の時点の ものが国税庁から発表される。1992年(平成4年) 以降の路線価は、実勢価格の8割水準を示してい る。ちなみにその前年までは7割だった。  図表1は石巻市における路線価の推移を示した ものである。路線価の制度が始まって以来、最も 高かったのは「石巻市中央二丁目立花呉服店通り」 だった。通称「橋通り」という。1882年(明治15年) 7月、北上川の両岸に架かった内海橋から続く通 りだからである。北上川河岸に発展した旧市街の メインストリートで、1955年(昭和30年)には石巻 ではじめての百貨店 がこの通り沿いに開店した。  1975年(昭和50年)、橋通

  • 「まち」の地方創生 最高路線価地点の変遷と街の構造変化 2015年10月16日 | 大和総研グループ | 鈴木 文彦

    ◆1965年(昭和40年)から年まで50年間の石巻市の路線価を調査した。最も高い場所が、北上川河岸の旧市街から石巻駅前、次いで石巻バイパスを経て高速道路の近辺に変遷している。同じように東北地方の都市について調べると、かつての中心市街地の地価凋落とともに、最高路線価地点が郊外に移転する傾向が見られた。中心地の変遷の背景には、徒歩・舟運から鉄道、次いで乗用車という主要交通手段の交代がある。中心地の場所と街のスタイルは主要交通手段に規定される。この仮説を稿では「交通史観」と呼ぶ。 ◆次に、都道府県庁の所在都市の最高路線価を1960年(昭和35年)に遡って調査した。郊外移転の事例はないものの、旧市街の地盤沈下を背景に駅前に移転する事例は多く見られた。東京や地方ブロックを代表する都市は2000年代半ばまでに地価の持ち直しの動きがあったが、それ以外では県庁所在都市を含め下落傾向を辿っており、都市間

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