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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/kankimura (3)

  • 「日本学術会議」任命拒否騒動に見る国家と研究者の適切な距離

    菅首相の任命拒否は制度的に正当か否かが問われているが、問題はそれだけではない Carl Court/REUTERS <今の学術会議は「研究者の代表」というより「研究者の貴族院」であり、大多数の研究者とも無縁の存在になってしまっている。国家と研究者の関係を考える時、学術会議の来のあり方も問い直すされるべき時だろう> 日学術会議が推薦した6名の任命が、菅新内閣によって拒否された。インターネット上では多くの研究者がこれを政府による「学問の自由」への侵害である、として反発する声を挙げ、新聞各紙もこの問題を大きく取り上げるに至っている。 しかしながらこの問題に対してインターネットやメディア上で行われている議論は、お世辞にも整理されたものだとは言えない。 この問題の来の焦点は、内閣による任命拒否を巡る手続き的な正当性にある。日学術会議法では、この点について「会員は、第十七条の規定による推薦に基

    「日本学術会議」任命拒否騒動に見る国家と研究者の適切な距離
  • 安倍晋三を朝鮮半島で躓かせたアナクロニズム

    光復節(日統治から独立した日)の反日デモ(2015年8月15日、ソウル) Kim Hong-Ji- REUTERS <第二次安倍政権期の朝鮮半島政策がことごとく上手くいかなかったのは、南北朝鮮には日の力が必要なはず、という時代遅れの錯覚があったからだ> 「日韓関係についての質問は出ないんですね」──自民党総裁選挙を巡る記者会見を見ていた、とある韓国在留のジャーナリストのSNS上での呟きである。なるほど確かにその通りだ。振り返れば、昨年の夏は7月に発表された日政府による一部半導体産品の輸出規制発動により、日韓関係は大荒れに荒れていた。両国のメディアはこの対立を大きく報じ、韓国では大規模な日製品や日旅行のボイコットが発生していた。それは恰も日韓関係を巡る問題が、両国の国民において枢要の問題である、と見做されているかのようであった。 しかし、安倍首相が自らの退任を表明し、新たな首相が生

    安倍晋三を朝鮮半島で躓かせたアナクロニズム
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2020/09/11
    “第二次安倍政権期の朝鮮半島政策がことごとく上手くいかなかったのは、南北朝鮮には日本の力が必要なはず、という時代遅れの錯覚があったからだ”キムカン先生の持論
  • 韓国はなぜ日本の入国制限に猛反発したのか

    韓国で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを思えば、入国制限を決めた日政府の判断も合理的と思えるのに、それにもかかわらず韓国政府が激怒し、すぐさま対抗措置を取った深層の理由> 今更言うまでもないことであるが、新型コロナウイルスが猛威を振るっている。周知の様に昨年12月、中国は武漢にはじまったこのウイルスの流行は、中国全土から東アジア各地に及び、現在では欧州諸国をはじめ世界各地にまで広がる勢いを見せている。各国がこの流行に対して見せる対応は様々であり、その違いが更に論議を呼ぶ事になっている。 その中でもとりわけ対照的な動きを見せているのが、共に流行の発生源である中国に隣接する韓国と日である。そこでここでは、新型コロナウイルスの流行に対する韓国のこれまでの対応について、日と比較しながら、主としてその政治現象に関わる部分に着目してまとめてみる事としたい。 「終息宣言」直前の状況か

    韓国はなぜ日本の入国制限に猛反発したのか
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2020/03/11
    “豊富な「検査」の機会は──それが必然的に一定の範囲での誤差を含むとしても──人々に心理的安定を与えるものとなっている。”
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