2017年1月18日,東京ビッグサイトで「第3回ウェアラブルEXPO」が開催された。ウェアラブル機器と関連技術の展示会は年々規模を拡大しており,今回は東京ビッグサイト西ホール2階の半分を占めるまでになっている。 ウェアラブル機器というとARタイプのHMDなどを連想する人が多いと思うが,情報表示型のメガネ端末はすでに産業用では実用段階に入っている感じだ。ゲームで本格的に使えたり,電脳メガネ的な展開を期待するにはHoloLenzやGoogle Glassを待たなければならないかもしれないが,さまざまな基礎技術はできあがりつつある。 では今回の展示で目に付いたものを紹介してみたい。 アイウェア系の展示は会場のあちこちで見られるが,あまり新しい展開はない。すでに実用化が進んでいて,ソリューションが紹介されているような段階だ。そんななかで福井大学の超小型光学エンジンは今後の展開が楽しみな研究だった。