今やビジネスシーンで聞かない日がないと言うほどメジャーになった感がある「IoT」だが、その多くは、カメラやセンサがデータを収集して、それをビッグデータで解析するといったようなものか、スマート家電のような家電の進化系といったイメージが強い。そんな中、カーテンというアナログの存在を、IoTを活用してデジタルな存在へと変化させることに挑むベンチャー企業がシリコンバレーに存在する。 その企業の名を「Kinestral Technologies」という。2010年にシリコンバレーで設立されたベンチャーだが、2017年初頭にAGC旭硝子が同社に出資を決定。総額6500万ドルの新規発行株式の一部を引き受け、取締役1名を派遣するなど、新たなガラスビジネスに向けて注目を集めつつある。 そんなKinestralのビジネスは、何かというと、スマート調光ガラスの開発・製造・販売である。調光ガラス自体はすでに複数社
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