「LPWAを使いたいという問い合わせが急増し、LoRa方式の実証実験の累計件数は3月時点の40件強から半年で138件まで3倍以上に増えた」(NTTドコモ)、「製造現場の見える化や故障予知など、最近は顧客からの要望が一段と具体的になってきた」(KDDI)。 通信速度は遅いが、低コストで広範囲に無線通信インフラを構築でき、通信モジュールは市販の電池で何年間も駆動する。そんな特徴を持つ通信技術LPWAは、大量に設置したセンサーから計測データを集める用途などIoT向け通信手段の大本命と言える。携帯大手などのサービス提供事業者は、そのニーズの高まりを異口同音に話す。