米Intellon Corp.は,同社の家庭向け電力線通信用チップセットにおいて,動作温度範囲を広げた品種を発表した(発表資料)。同社のチップセット「INT6400」を,-40℃から+85℃まで動作できるようにした。宅外に設置した電力制御機器などを,電力線通信経由で制御する用途に向ける。 Intellon社によれば,対象とする用途は「宅外に設置された電力メーターや,充電ステーション,太陽光発電パネルの制御,屋外の監視装置,そのほかセキュリティ・カメラなど」(同社)を想定している。米国の電力事業者などが実証プロジェクトを相次いで立ち上げている「スマートグリッド」において,電力メーターや充電ステーションを制御するアプリケーションなどに,採用されることを目指すという。 今回発表された製品は,家庭向けの電力線通信仕様「HomePlug AV」に準拠したチップセット。最大データ伝送速度は200Mビッ
アイ・オー・データ機器は10月29日、小型・軽量化を実現した「HD-PLC」対応のPLCアダプター「PLC-ET/M2シリーズ」を、11月中旬に発売すると発表した。税別価格は子機単体が9300円、親機・子機のセットが1万6800円。 従来機種「PLC-ET/M」に比べ、約75%の小型化、約3分の2の軽量化を実現した「HD-PLC」対応のPLCアダプター。使用する周波数帯域を従来の4-28MHzから2-28MHzへと拡張することで、通信速度を高速化し、最大210Mbps(規格値)を実現した。 耐ノイズ性能を高め、従来機種では設置が難しかった場所でも使用できるという。規格値190MbpsのHD-PLCとの互換性もあるため、従来機種「PLC-ET/M」などで構築された「HD-PLC」ネットワークにも追加可能。 本体サイズは幅100×奥行き60×高さ42mm、重さは約160g。サポートシステムとし
2008年は有線LAN,無線LANに加えて,高速電力線通信(PLC)と同軸ケーブルLANが物理層の選択肢に本格的に加わる年になる。 PLCは2006年10月に国内解禁,2007年秋に住友電気工業やネッツエスアイ東洋(旧東洋ネットワークシステムズ)などから企業向け製品が出荷され,企業利用の土台ができてきた。PLCには,もともとが通信用ではない電力線では安定した運用が難しいという弱点があるが,これは同じく2007年秋に登場したPLC技術転用の同軸ケーブル・モデムで補える(図1)。 図1●ネットワーク未対応のオフィス・ビルを必要最小限の工事でネットワーク化するPLC/同軸ケーブルLAN イーサネットがUTPケーブルの配線工事が必要になるのに対し,PLC/同軸LANは受電室や分電盤などを収めるスペース(EPS)内に機器を設置することでLANを構築できる。 [画像のクリックで拡大表示] 親機と子機を
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