2011年10月31日には世界人口が70億人を突破すると国連は予測している。今回は世界の人口問題とICTの果たす役割についてITUの取組みを紹介してみたい。 世界の人口推移 国連の統計によると世界の人口は以下のように推移してきた。 1950年:25億人 1987年:50億人 1999年:60億人 2011年:70億人(予定) 2050年:93億人(予測値) 1987年に50億人を突破してから、12年後の1999年に10億人増加し、さらに12年後の2011年に10億人増加して、今年2011年には70億人を突破する予定である。人口問題は、決して他人事ではない。世界の水不足、資源不足、食糧問題、気候変動、環境汚染、労働市場の変化、ジェンダーの問題など多角的に考えなくてはならない。 国連は2011年10月31日に、世界人口は70億人を突破すると予測しており、それに向けてUNFPA(国連人口基金)は