今から12年前の1998年6月6日。まだインターネットの常時接続も、iPodもiPadも、ITという言葉も、ケータイメールも一般には存在しないあの頃。 コピーライターとして誰もが知る糸井重里さんは、突然、ウェブ新聞「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げました。 「ほぼ日刊」と控えめに言いつつ、それから一日も休まず更新され続けてきた「ほぼ日」は、毎日毎月毎年読者を増やし、いまや個人が立ち上げたサイトとしては日本最大規模の一日140万アクセスを集める、超人気サイトです。 「ほぼ日」は、糸井さんとその仲間たちが「ほんとに欲しいもの」をウェブの中から考案し、商品化する、SPA(製造小売業)でもあります。2010年版は34万部を売り上げる「ほぼ日手帳」をはじめ、Tシャツ、書籍、土鍋からイベントまで、「実はみんな欲しかったのに、まだ誰も思いつかなかったもの」を“発明”して、ちゃんとビジネスにしてきました。
──ギー・ラリベルテ。 世界で1億人以上の観客を魅了する エンターテインメント集団 シルク・ドゥ・ソレイユの総帥。 創設者であり、いまなお、 クリエイティブとビジネスの両面で シルク・ドゥ・ソレイユの舵を切り続け、 4000人のスタッフを導く指導者。 毎日のように世界中を飛び回り、 先日、11日間におよぶ宇宙旅行を体験した彼の、 出身は、ストリートの火ふき男。 ギー・ラリベルテ。 約2年にわたって シルク・ドゥ・ソレイユを取材するあいだ、 私たちは、その名前を何度も耳にしました。 この、不思議で魅力的な集団の、 いちばん根っこのところには、 どうやら、その人がいるらしい。 「ギーがいるから大丈夫なんです」 「それを決めるのがギーだ」 「最後はギーが判断する」 そんなことばを、何度聞いたことでしょう。 もちろん、私たちは彼への取材を希望しましたが、 それは簡単に運ぶことではありませんでした。
Lesson475 「くれ文」から「与え文」へ 気づいてみると私たちは、どこか ものほしそうな「くれ文」を書いている。 「わかってくれ」、「認めてくれ」、 「許してくれ」、「教えてくれ」、 「救ってくれ」、「愛をくれ」、 くれ、くれ、くれのオンパレード。 しかし、「くれ文」が読み手の心を打つことはない。 くれ文は、相手のパワーをほしがり ときに、むさぼり、むしり取るような文章だ。 くれくればかり言っても、もらえないばかりか 相手はうっとうしがって逃げていく。 文章指導の現場で思うことは、 最終的に相手に伝わり、相手の心を打つ文章は、 「与え文」になっている、ということだ。 相手にチカラを与え、相手をふるいたたせるような文章。 どうしたら「くれ文」から「与え文」へと 脱却できるのだろう? 年またぎのテーマ「満たすものと損なうもの」にも関連して きょうはそれを考えてみたい。 大学の授業で、 「
糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 ほんとに成功する法則。 2009-08-03 お、ひさしぶりだな。 元気だったかい。 そうか、元気で本なんか読んでるのかい。 ビジネス本を中心に読んでるのか、ふーん。 ビジネス本っていうのは、 なんだか要するに「成功」について書いてあるみたいだね。 「成功」した人や会社の例を研究したり、 その「成功」にどういう新しい発見があったかとか、 「成功」するには、おれのようにしなさいとか、 だいたいは、そういうテーマだよ。 いろいろあるけど、「成功」がテーマなんだよな。 でさ、「成功」って、 これまた法則があるんだよな。 いわゆる「成功の法則」というものは、あります。 たしかにあるんだよ。 教えろ? 言われなくても教えるよ。 すぐ教えちゃう。 これさ
この1年は、いろいろありましたね。 まぁ、簡単にいうと、フィリーズに移籍して、 チームはワールドシリーズで勝って チャンピオンになるという 最高の成績をおさめたけれども、 田口選手としては、 「とにかく出られない」という状態で。
そりゃ、まいったというか(笑)。 物書きになったことのひとつに、 しゃべるのが苦手だったから、 ということがあります。 「しゃべることというのは、 絶対に人には通じないんだ」 と、子どものときから思っていましたし、 あまりしゃべらない人間でしたから。 それに、僕は 「あいつ、不機嫌な顔をしている」 って言われる顔をしています。 これは地顔なんだよと言っても 通用しねぇから、 もうそういうことは一切抜きにして、 なにしろ真面目に一生懸命語る以外に 何もできませんから、 そうしてきました。
・いずれ、「ほぼ日の學校」で公開されると思いますが、 先日、生島淳さんと柏原竜二さんの対談の場にいました。 柏原さんは、もちろんあの「山の神」と言われた選手、 駅伝の世界の伝説のような方です。 ぼくは、いつもとちがって観客席にいたので、 どっちの人の話もまるごと聞くことができて、 たのしいばかりの2時間でした。 そのときに語られていたことのなかで、 特に興味深かったのが 「陸上競技の選手は、基本的に、 他者とのコミュニケーションは得意でない。 じぶん自身とのひたすらな対話を繰り返している」 という話でした。 なにせ、駅伝の「山の神」さまが心から言っているので、 真実味があります、とにかく内省的なのだ、と。 そういう、陸上競技出身の柏原さんが、現在の アメリカンフットボールのチームのマネジメントをする 仕事についたとき、びっくりしたことがあった、と。 「わからないことがあると、すぐに質問して
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