「魅力的なコンテンツがあれば成功するはずだ」。これはこうした映像配信をやっていれば必ずいわれる言葉だ。もちろんこのビジネスの成否を握るのが「コンテンツ」であることには間違いがない。ただしここでは中身の話ではなく、その課題について整理をしておこう。 図 コンテンツ配信における課題ブロック 映像配信ビジネスの「コスト構造」は大雑把に言えば、 「コンテンツ調達コスト(利用料)」+「配信コスト」+「固定費(人件費など)」 となる。配信コストの問題と同じように大きな要素であることに間違いはない。 例えば何故、インターネットでハリウッド映画が配信されていないか。もちろん配信されていないわけではない。「シネマ・コンプレックス」や「LISMO Video」「iTS」「amazon.com」など取り組みを行っている事業者は存在する。しかしそれが多くないのはまさにコンテンツ調達コストの問題といってもいい。 コ