子どもの不登校問題について、少し話そうかと思う。 学校に子どもが来ない、子どもが学校へ行かない。この悩みは担任の先生であったり子どもを持つ両親の悩みだったりと大人たちの問題としてフォーカスされやすい。 これまでも、数多くのメディアは不登校の子どもに対して「なぜ学校へ行かないのか?」と大人だけでなく時には子どもたちにまで問いかけることを行ってきた。それは学校の授業としてであったり、文字通り不登校の子どもたち数人を集まらせて直接問いかけるなんてこともあった。 予め申しておくが、不登校の子どもに対して「どうして学校に行かないの?」と聞くのはナンセンスである。不登校の子どもの多くは小学生、中学生であるかと思われるが、たった約十五年しか生きていないような方たちが我々大人が納得出来るような答えを示すなどほとんど不可能のことである。 例えば子どもが学校へ登校しないからと、「どうして学校に行かないの?」と