給食におかず加わる=震災後初、子供笑顔に−宮城・南三陸 給食におかず加わる=震災後初、子供笑顔に−宮城・南三陸 東日本大震災で壊滅的被害を受けた宮城県南三陸町の小、中学校に今月から、給食におかずが届いている。「おいしい」。子供たちは笑顔を見せながら頬張った。 南三陸町によると、町では給食センターが津波で壊滅。小、中学校6校は震災後、パンと牛乳、デザートの簡易給食だったため、子供に必要な栄養の2〜3割が不足していた。 おかずの供給は町の依頼を受けたNPO法人「ワールド・ビジョン・ジャパン」(東京)が協力。仙台市の食品会社が毎日約1100食分を作り、各校に届ける仕組みで1日から始まった。 町立志津川小では2日、チキンカツとヒラタケ、ニンジンのごまあえといったおかずパックがパンと一緒に配られた。「何でも食べられるよ」。1年生の男の子は、カツとレタスをパンに挟み、大きな口を開けた。 各教室