職場の同僚のお孫さんは、三歳女児の「りららちゃん」と、その弟(生後数カ月)の「るうとくん」。そのるうとくんが急な病気で入院治療することになった。零歳児で母乳育児中だから、りららちゃんとるうとくんのお母さんは、るうとくんの病室に泊まり込みで付き添い中。 同僚は、連日の泊まり込みで疲れているお嫁さん(りららちゃんとるうとくんの母)に、せめて食べるものだけでも、と、お弁当を作って届ける。小児病棟で付き添いする大人用には病院食は支給されず、院内売店か院外にあるコンビニで適当なものを購入して食べるしかない。ずっとそれではおっぱいの出がよくないことになるであろう、いいおっぱいを飲んでこそ、るうとくんの回復も促されることであろう、と、同僚は弁当づくりに励む。 同僚には、二人の息子さんがいらっしゃって、二人ともすでに成人している。そのうちの一人が、りららちゃんとるうとくんのお父さんだ。 りららちゃんのお世