理化学研究所と東海ゴム工業が開発した、人を抱きかかえて運ぶことができる介護支援ロボット「RIBA(リーバ)」=27日午後、名古屋市守山区の理研名古屋支所 理化学研究所と東海ゴム工業は人を抱きかかえて運ぶことができる介護支援ロボット「RIBA(リーバ)」を開発し、名古屋市守山区の理研名古屋支所で27日、報道関係者に初公開した。 シロクマのデザインで、高さ約140センチ、重さ約180キログラム。実演では、操作役の介護士が「抱き上げ」と声を掛けると、ベッドに寝ている女性を抱き上げ、優しく車いすに移した。女性は「人に運んでもらっているのと同じぐらい安心」と話していた。 動力源はニッケル水素電池。腕などにセンサーを内蔵し、人間の声や体の動きに反応して動く。全身を発泡ウレタンや樹脂で覆い、安全性を高めた。体重61キログラムまで運べるという。 介護士は力仕事で腰痛に悩まされる人も多く、開発担当者は「人手