3月で廃止された生活保護の母子加算を復活させる生活保護法改正案と、現在母子家庭に限られる児童扶養手当の支給対象を父子家庭にも広げる児童扶養手当改正法案が26日、民主党など野党の賛成多数で参院本会議で可決された。同日衆院に送られた。 野党が採決を急いだことに抗議する与党は、本会議には出席したが、採決を棄権した。2法案とも野党による共同提案で、与党は25日の参院厚生労働委員会の審議・採決を欠席していた。 一方、09年度補正予算関連の改正政策投資銀行法、改正銀行株式保有制限法は26日の参院本会議で、与党と民主党の賛成多数で可決、成立した。補正関連法案で唯一成立していない株価暴落対策の資本市場危機対応法案には、与党からも「緊急性は薄い」との声があり、成立は見送りの方向だ。