米オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターの研究チームが、微量の電流を使って新しいDNAやRNAを生きた皮膚細胞に注入し、皮膚細胞を「再プログラム化」して新たな機能を与えるナノチップを開発した。 同大学の再生医療・細胞療法センターのディレクターを務めるChandan Sen氏は声明の中で、「要する時間は、ほんの一瞬である。チップを患部に一瞬当てるだけだ。その時点で、細胞の再プログラム化が始まる」と述べた。 学術誌の「Nature Nanotechnology」で発表された研究において、Sen氏のチームは「Tissue Nanotransfection」(TNT)と呼ばれる技術を使用し、肢に重傷を負って血流が不足しているブタやマウスの体内に新しい血管を作った。 同チームが動物の皮膚に装置を当ててから1週間も経たないうちに、活発な血管が現れ、それらの動物の肢を事実上救った。この技術は、皮膚から
乳がんと卵巣がん、それに前立腺がんにつながる可能性のある遺伝子の配列を、イギリスや日本などの国際共同研究チームが特定し、がんになるリスクを事前に診断するうえで新たな指標になると期待されています。 この研究は、イギリスのケンブリッジ大学や名古屋市にある愛知県がんセンターなど、世界34か国の100以上の研究機関が共同で行い、27日、欧米の科学誌で一斉に発表されました。 それによりますと、研究チームは合わせて20万人の遺伝情報、いわゆる「ゲノム」を解析した結果、乳がんと卵巣がん、それに前立腺がんにつながる可能性のある遺伝子の配列を特定したということです。 がん患者などの遺伝子を調べたところ、健康な人のものと比べて配列が一部異なっており、少なくとも、乳がんで41か所、前立腺がんで23か所、卵巣がんで2か所で特徴的な配列があったとしています。 研究チームは、今回特定した遺伝子の配列が見つかったとして
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