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書評とスティーヴン・キングに関するshino-katsuragiのブックマーク (1)

  • 夫婦はどこまで分かり合えないか『素晴らしき結婚生活』

    「この人は、誰なんだろう?」そう思う瞬間がある。 一緒になってずいぶんだから、記憶も感覚もずっと共有してきたから、お互い分かり合っているというのは、錯覚だ。何かのはずみで感情の齟齬が破裂すると、目の前の女が分からなくなる。とはいうものの、意見の不一致やら感情のもつれは、お互いさま。そういうのに自分を慣らしていくのが結婚生活なのだろう。 だが、夫が殺人鬼であると知ってしまったら、慣れることができるだろうか。二十七年の結婚生活、二人の子どもを大人に育て上げ、平凡だが満ち足りた日々が、ある出来事をきっかけに、「暗い容赦のない」ものへと変わる。 スティーヴン・キング特有の、緊張感のもっていきかたが素晴らしい。日用品や何気ない仕草を濃密に描写していくうち、抜き差しならぬ圧迫感を共有させるやり口は、長いことキングから遠ざかっていたにもかかわらず、懐かしい恐怖を味わわせてくれる(作が収録されている『ビ

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