『ブスに花束を。』(作楽ロク/KADOKAWA) 女子力とはおよそ遠く、男子にモテない……いや、恋愛そのものを諦めたように見える女子──喪女が主役のマンガが絶好調だ。代表的なのは、見た目微妙、挙動不審、性格後ろ向き。だがその実、繊細で素直なところが憎めない喪女が主人公の『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(谷川ニコ/スクウェア・エニックス)。デブだった腐女子(=男同士の恋愛妄想を楽しむ女子)が、痩せたとたんイケメンたちにモテモテになってしまう『私がモテてどうすんだ』(ぢゅん子/講談社)も変わらずの人気で、10月からTVアニメが放映されている。 さらに『影野だって青春したい』(北川夕夏/講談社)、『アナグラアメリ』(佐藤ざくり/集英社)など、面白い喪女マンガが続々と登場している。そんな喪女マンガ界に登場した、自虐系喪女の物語『ブスに花束を。』(作楽ロク/KADOKAWA)。第1巻が