記者会見に臨む元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん=11日、ウランバートル市内 【北京=市川速水】大相撲の元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさんが11日、モンゴルに帰国した。2月に電撃的に引退して以来、里帰りは初めて。 ウランバートル市のホテルで約100人の報道陣を前に会見し、民族衣装姿で「モンゴルの名を世界に響かせるために頑張り、役割を果たした。優勝記録もモンゴル人に塗り替えて欲しい」と民族色を前面に出した。 一方で、日本相撲協会については「悪口は言いたくないが、嫌なこともあった。今は相撲に関心がない。断髪式のある10月3日以降は自由だ」と述べた。 さらに、引退の契機になった、酒に酔って知人に暴行したとされる事件を否定。一部の日本メディアを「彼らの金もうけのために精神的圧力を受け続けた」と批判した。 会見が始まる直前、主催側が「日本の報道陣の質問には答えな