女優のアン・ハサウェイ氏が3月8日の「国際女性デー」にニューヨークの国連本部でスピーチを行いました。昨年3月に第1子を出産し母になった経験を踏まえ、出産と育児をめぐる経済的状況の問題点を指摘し、真の男女平等に基づいた制度の必要性を訴えました。 子供を産んでわかったこと アン・ハサウェイ氏:お言葉ありがとうございます。国際連合事務総長、国際連合副事務総長、国連ウィメン事務局長、そしてすばらしい紳士・淑女のみなさま。 私は、まだ若いときに女優としてのキャリアを歩み始めました。マンハッタンで行われるオーディションに母が車で送っていくことができない時、ニュージャージー州の郊外から電車に乗り、父に会いに行きました。父は職場である法律事務所のデスクを離れ、私たちはペンシルベニア駅のプラットフォームの発着サインの下で待ち合わせしました。そこから一緒に地下鉄に乗り、向かい合って座った時、父がこう尋ねました